県下知財施策の紹介
静岡県は、平成23年3月に『静岡県知的財産 創造・保護・活用指針』を策定しました。
その指針には、知的財産の創造・保護・活用を推進する中で県が取り組むべき姿勢などを示していますが、「県以外の主体が期待される取組」として、静岡県発明協会に期待されている取り組みも示されておりますので、それと合わせ、静岡県下の自治体や支援機関による知財施策を紹介したいと思います。
【静岡県知的財産推進指針(全文:PDFファイル)】(頁数多い為、PDFファイルにてご覧ください)
静岡県発明協会が期待される取組
『知的財産の創造』のフェーズで
表彰制度の活用による発明意欲の高揚
- 優秀な発明、考案及び意匠を表彰することにより、企業などの研究者や技術者による発明を奨励する。(小中高生向け意識啓発の推進)
- 小中高等学校の児童・生徒を対象とした発明表彰や展示会の開催、少年少女発明クラブの活動支援などを通じ、ものづくりや創意工夫の感動と楽しさを児童・生徒に体験させ、教育関係機関とも連携し、創造性あふれる人材の育成に努める。
『知的財産の保護』のフェーズで
知財担当者向け研修の開催
- 企業の知財担当者などを対象にした、権利侵害への対応など知的財産の管理についての経験・知識を共有するための討論会やセミナーなど研修会を開催し、企業における専門人材の育成に取り組む。
『知的財産の活用』のフェーズで
特許流通アドバイザーの配置
- 県が特許流通アドバイザーを「知財総合支援窓口」に配置し、企業への特許流通を促進することにより、企業等が保有する優れた技術や未利用特許の有効活用を図るとともに、流通活動を通して、企業の知的財産に関する意識の底上げを図る。
静岡TTOとの連携
静岡県発明協会は、県が具体的取組として、「県内唯一の承認TLO である静岡技術移転合同会社(静岡TTO)と、特許流通アドバイザーや知財総合支援窓口との連携により、大学における研究成果の企業への技術移転の促進を図る」と定めているのを受け、静岡TTOと包括的連携・協力に関する協定を結び、知的財産権の活用による地域の活性化と産業の振興を図るべく、相互協力しています。
自治体や支援機関の施策
ご注意
なお、県下の知財施策を漏れなく紹介するものではなく、当協会で把握している知財施策のみを紹介していること、ご容赦ください。 また、現時点において、募集中・応募可能であることを保証するものではなく、受付終了となっている場合もありますのでご利用にあたっては、ご自身で直接当該機関へとお問い合わせください。